今シーズンの千葉ロッテマリーンズについて

 昨シーズンの千葉ロッテマリーンズは、中継ぎ陣の活躍などもあり、6月辺りまでは2位に位置していたが、気が付けば日ハムに追い越され、上がり目も下がり目も無いまま9月を迎え、日程を消化してそのままCSに進出するもあっさり連敗し、シーズンを終えたという印象がある。

 

 ここまでのオフシーズンの展開だが、ドラフトでソフトバンク入りした田中を外した後に5球団競合した佐々木を引き、社会人の酒居、地元千葉の東海大望洋出身の島を始めとして有望な投手7人、野手2人を指名していて、猪本や柴田などの選手も加入している。

 が、怠慢なプレーが多かったナバーロの放出や、打線の主役であり、ヤフオクドームと非常に相性の良かったデスパイネソフトバンクへの移籍で失ってしまっていて、唯でさえ貧弱な打線が更に弱体化してしまっている。

 退団したナバーロとデスパイネの代わりにジミー・パラデスとマット・ダフィーの2人が加入し、キャンプに合流しているが、ナバーロとデスパイネ程の迫力があるかと言われると疑問が残る。だが、この2人の活躍無くしてチームの得点力の向上は見られず、今年の優勝も見えなくなってしまうだろう。

具体的に2人が今年、チームでどこでどの程度活躍するかだが、パラデスの方はそれなりに期待出来ると思われる。パラデスのMLBでの成績を見てみると、

 

通算.251 20HR 100打点 1012打席 出塁率.286 長打率.369 OPS.656

 

2016 .222 5HR 19打点 167打席 出塁率 .253 長打率.367 OPS.620

となっている。両打ちの選手なので左右でのデータを見ると、

 

右打席 .197 1HR 14打点 213打席 出塁率.241 長打率.247 OPS.488

左打席 .266 19HR 86打点 799打席 出塁率.299 長打率.401 OPS.700

 となっている。左の成績の方が良いのは、右方向へのホームランが多く、左打者の方が比較的有利なマリンがホームな上に現状、左打者が少ないロッテではプラス要素と言えるだろう。守備位置は外野手、三塁手二塁手が出来るそうだが、外野は埋まっていて二塁も大地がコンバートしたので三塁を中村奨吾と奪い合う、もしくはDHに置くという形になるのだろうか。

 

 一方でダフィーの方はデータを見る限りあまり期待出来ない。メジャーではキャリアを通じて11試合しか出場しておらず、AAAでの打撃成績がメインとなる。AAAでの成績を見ると、

 

通算.283 94HR 441打点 2941打席 出塁率.357 長打率 .458 OPS.815

 

2016 .229 14HR 52打点 444打席 出塁率.297 長打率.387 OPS.684

となっている。マイナーでの成績だが、パラデスも去年は19試合に出場し、77打席で.309 2HRに9打点を記録している。パラデスの子の成績はAAAだけでなく、それ以外も含めてのマイナーの成績だが、データを見る限りどう見てもパラデス>ダフィーという図式が見えてきてしまう。しかし、ダフィーは一塁と三塁を守ることが出来、パラデスを三塁においてダフィーは一塁とする事が出来る。ダフィーの守備だが、試合数こそ少ないものの(三塁475試合、一塁137試合)守備率を見れば、一塁が.995、三塁が.946となっており、一塁の方が安定した守備成績を残していると言えるだろう。一塁は井口、井上、根元、福浦と頭数だけなら十分に揃っているが、ダフィーはここに入っていくのか、あるいはDHでの起用となるのか、オープン戦で起用法が見えてくるだろう。

 

 ここまで、長々と新外国人について述べてきたので、今年の投手陣を見ていきたいと思う。まず、投手陣の大まかな構成だが、

先発 涌井、石川、唐川、スタンリッジ、西野、関谷、二木、チェン、大嶺、古谷、佐々木、酒居

中継ぎ 大谷、南、内、藤岡、松永、田中靖

抑え 益田

となっている。去年から変わったのは西野の先発転向ぐらいだろうか。この構成を見ると、先発陣に関しては問題無いだろうが、中継ぎ陣、内の怪我は仕方ないとして、益田が怪我した際に代わりが出てくるのか心配な所ではある。ここには挙げていないが、原や成田、阿部や高野や宮崎なども先発、もしくは中継ぎでの出場機会が出てくるだろう。有吉や土肥、はたまた安江の出場機会があっても面白いかもしれない。パリーグでも上位の投手陣が今年も活躍してくれる事を期待している。

 

 投手陣について触れたので次は打線について。毎年の事ではあるが、今年のロッテ打線は特に「長打力」が重要になってくるだろう。デスパイネ、ナバーロが退団し、福浦、井口の代わりの大砲として期待された井上が覚醒する気配が見られない現状で、最も成長して欲しい、しなければならない選手は中村奨吾だと思っている。角中が背番号3に変わり、同様に奨吾も背番号8に変更された事からも期待されている事が伺えるだろう。パラデス、ダフィーが上手く活躍出来なかったとしても、奨吾が成長し、清田が成績を上げて、大地がHRをもう少し打てれば、ある程度の長打力を持つ事が出来るのではないのだろうか。

 打線を組んでみたいと思う。

1番 8 岡田

2番 6 三木?

3番 7 角中

4番 DH パラデス

5番 9 清田

6番 3 ダフィー

7番 4 大地

8番 5 奨吾

9番 2 田村

 打線はコロコロ変わるので打線を組む事にあまり意味は無いが、ポジションと打順を考える上で、自分ならこう組むという打順である。

 

 去年固定されていなかったセカンドが大地のコンバートでショートに移り、中村や平沢、高濱や三木が今年も争う事になるのだろう。DHにパラデスと書いたが、中村がショートの日はサードを守備し、DHは井口というのも考えられる。

 ファーストはダフィーがそこまで期待出来ないので去年の様に井口、福浦、細谷、根元を使い回す形になるのだろうか。

 

 今年のロッテは去年同様、投手陣は恵まれているが、打線が去年よりも貧弱になる事が予想出来るのでAクラス入りは出来ても去年の日ハムの様な事がないと優勝は難しいのではないか。上手く繋がれば優勝出来るチーム力はあると思うので、投手陣の更なる活躍と打線の奮起に期待するしかない。

 

 半分新外国人2人についての記事になってしまった感もあるが、この2人が打線の核になれるかが今年のチーム順位に大きく影響するという事は明白な事実だろう。

 最後に、自分なりのパリーグの順位予想を載せて締めたいと思う。

1位 ソフトバンク

2位 日本ハム

3位 ロッテ

4位 楽天

5位 西武

6位 オリックス

去年と殆ど同じだが、ロッテは2位~4位に収まると考えている。今年は楽天に岸が加入した事で楽天の評価が高いが、楽天がそこまで強いチームなのか疑問が残るし、自分としては西武の方を応援している。

 

パラデス、ダフィーについての参考ページ

http://m.bbref.com/m?p=XXplayersXXpXXparedji01.shtml

http://m.bbref.com/m?p=XXregisterXXplayer.cgiQQid=duffy-000mat